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03/07/2023

「HOTAMET/ホタメット」「2025年日本国際博覧会(大阪・関西万博)」「Co-Design Challenge」プログラムに選定

甲子化学工業株式会社(大阪府大阪市、代表取締役:南原在夏 以下、当社)は、今春、本発売を迎える、貝殻から生まれたヘルメット「HOTAMET/ホタメット」が、公益社団法人2025年日本国際博覧会協会が推進する「Co-Design Challenge」プログラムに採択されたことを発表します。

これに伴い、HOTAMETは、持続可能な開発目標(SDGs)達成への貢献を目指す「大阪・関西万博」の防災用公式ヘルメットの一種として導入される予定です。当社は、本プログラムを通じて、これまで培ってきたエコプラスチックの製造技術を活かし、サステナブルな取り組みをより一層推進してまいります。

  • 採択背景

持続可能な開発目標(SDGs)達成への貢献を目指す方向性及び、「Co-Design Challenge」プログラムのコンセプトと合致した当社の取り組みが、79件の応募から採択されました。HOTAMETは、大阪・関西万博専用のオリジナルデザイン/仕様にアップデートされ、大阪・関西万博開催期間中に、防災用ヘルメットとして導入される予定です。

  • いのち輝く未来社会のデザイン

「これからの日本のくらし(まち)をつくる」
大阪・関西万博のテーマは、「いのち輝く未来社会のデザイン」です。
「Co-Design Challenge」プログラムは、大阪・関西万博を契機に、「これからの日本のくらし(まち)をつくる」をコンセプトとした新しい共創事業で、運営参加の特別プログラムです。2025年日本国際博覧会協会が設置したデザイン視点から大阪・関西万博で実装すべき未来社会の姿を検討する「Expo Outcome Design Committee」監修のもと、大阪・関西万博開催および、それ以降の社会に向けて必要と考え、掲げるコンセプトに対して、主体的に関わり、議論を先導し、物品やサービスの開発・共創を進める企業・団体を募るものです。本プログラムは、社会課題の解決や、万博が目指す未来社会の実現を目指します。

  • HOTAMETについて

外敵から身を守ってきた貝殻が、人と地球を守るために生まれ変わる。

HOTAMETは、北海道猿払村のご協力のもと開発した日本初のホタテ貝殻から作られた環境配慮型ヘルメットです。
国内の水産物の中でも輸出額が最も多いホタテ。猿払村はホタテ水揚げ量日本一に何度も輝く、国内有数の生産地です。一方、猿払村の位置する宗谷地区では、ホタテを加工する際に、水産系廃棄物として貝殻が年間約4万トンも発生。※ 2021年には、ホタテ貝殻再利用を目的とした国外への輸出が途絶えてしまったことを機に、地上保管による環境への影響や堆積場所の確保などが地域の社会課題となっていました。同村の余剰ホタテ貝殻の状況を知った当社企画開発部の南原徹也は、ホタテ貝殻の主成分が炭酸カルシウムであることに着目し、新素材の材料として再利用できることを思いつき開発に着手。ホタテの貝殻も、村を支える重要な資源として捉え、再資源化の取り組みを開始しました。

※北海道水産林務部水産局水産振興課「令和3年度水産系廃棄物発生量等調査」

廃棄ホタテ貝殻×廃プラスチック オールごみ由来、日本初の新素材※「カラスチック®︎」を使用
当社は、廃棄ホタテ貝殻と廃棄プラスチックを組み合わせた、エコプラスチック新素材「カラスチック®︎」を開発しました。HOTAMETは、カラスチック®︎素材を使用しています。

「カラスチック®︎」の特徴について
・新品のプラスチックを100%利用するのと比較して、最大約36%のCO2削減に寄与
・石灰岩由来のエコプラスチックと比較して、約20%のCO2削減に寄与
・ホタテ貝殻をプラスチックに混ぜ込むことで、強度(曲げ弾性率)が約33%向上
さらに、廃棄物を活用したリサイクル素材のため、世の中の廃棄物を減らすことができ、地域の廃棄物問題解決の一助となることが期待されます。

※ホタテ貝殻と廃プラスチックを組み合わせた素材において日本初(当社調べ)

貝殻から着想を得た、「生物模倣(バイオミミクリー)」をデザインに採用
自然界の仕組みを応用し、技術開発に活かすことを「バイオミミクリー」といいます。「HOTAMET」は、その考えに基づき、素材の一部であるホタテ貝の構造を模倣した、特殊なリブ構造をデザインに取り入れています。その結果、少ない素材使用量でありながら、リブ構造が無い場合と比較して、約30%も耐久性を向上。素材開発から、設計に至るまで、環境への負担が少ない持続可能性に配慮したプロダクトになっています。

  • HOTAMET製品概要

製品名 :HOTAMET(ホタメット)
販売元 :甲子化学工業株式会社
先行予約販売日 :2022年12月14日(水)
本発売日 :2023年3月末以降(予定)
価格 :4,800円
カラー :5色 (CORAL WHITE、SAND CREAM、DEEP BLACK、OCEAN BLUE、SUNSET PINK)

公式サイトURL:https://koushi-chem.co.jp/hotamet/
プロダクトムービーURL:https://youtu.be/_9k2elL3btI
「応援購入サイト Makuake」購入ページURL:https://www.makuake.com/project/hotamet/
※「応援購入サイト Makuake」での先行購入は、2023年3月13日(予定)までとなります。

  • 甲子化学工業 / 大阪・関西万博 概要

甲子化学工業について
1969年創業の東大阪にあるプラスチックメーカー。病院やオフィス、コンビニで利用される様々な製品のパーツや生活雑貨などを開発・生産しています。積極的に社会貢献活動に取り組んでおり、新型コロナウイルス初期には大学と共同で20万個以上のフェイスシールドを全国の病院に寄付しました。持続可能な社会が叫ばれる中、石油由来プラスチックを活用する企業の責務として、「プラスチックの良さ、悪さを理解し、社会に良い影響を与える」活動を積極的に行っています。わたしたちが今すぐできる環境保護活動として、更なるリサイクル推進に着目し、まだ使えるのに捨てられる廃棄物の活用に注力しています。賢く素材を活用することで環境保護に貢献し、より良い未来を描けるように挑戦し続けていきます。

2025年日本国際博覧会(大阪・関西万博)について
国連が掲げる「SDGs(持続可能な開発目標)」達成の目標年である2030年まで残り5年となる2025年は、実現に向けた取り組みを加速するのに極めて重要な年です。2025年に開催される大阪・関西万博は、SDGsを2030年までに達成するためのプラットフォームになります。

開催期間:2025年4月13日(日) – 10月13日(月)184日間
開催場所:大阪 夢洲(ゆめしま)

12/09/2022

日経新聞に当社素材「カラスチック」が掲載されました

https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUC083N20Y2A201C2000000/

記事では、エコプロ2022にて展示を行っていた、カラスチックおよび自社商品のヘルメットについて紹介されています。

12/06/2022

2022/12/7~9 エコプロダクツ展に出展します

一般社団法人サステナブル経営推進機構と日本経済新聞社が主催する、ビックサイトのエコプロダクツ展に出展いたします。

展示内容はホタテの廃棄貝殻と廃棄プラスチックから作られた「カラスチック®」を展示しています。環境配慮を目指した製品開発のサポートをしております。ぜひ、ご来場ください。

第6ホール 6-009ブース
カラスチック® サンプルプレート
11/14/2022

文京区主催 第2回医療関連産業支援セミナー で講演を行いました

2022年11月14日に行われた文京区主催の「第2回医療関連産業支援セミナー」にて講演を行いました。

文京区「第2回医療関連産業支援セミナー」の開催について

https://medtech-station.com/event/879

03/25/2022

東九州メディカルバレー構想推進セミナーで講演を行いました

2022年3月25日に行われた宮崎県主催の「東九州メディカルバレー構想推進セミナー」にて講演を行いました。

宮崎県「東九州メディカルバレー構想推進セミナー」の開催について

https://www.pref.miyazaki.lg.jp/shokuhin-medical/shigoto/sangyo/20220317105930.html

講演は「町工場の特徴を生かした商品開発と医療参入」をテーマに行いました。公演内では小規模な企業でも行えるマーケティングや損益分析手法を、具体的なツールを用いて説明しました。

お困り事を抱えているモノづくり企業の一助になれれば幸いです。

03/02/2022

当社の3Dプリンター活用事例が掲載されました

当社の生産現場やプロダクト開発で活用している事例が、ケーススタディとして掲載されました。

取材ではSLS方式(粉末造形)とFFF方式(熱溶解積層)の2種類の3Dプリンターでの取り組みが掲載されています。

取材記事リンク

パート1https://www.brule.co.jp/learn/casestudy/casestudy-koshikagaku-1.html

01/01/2022

元旦の日刊工業新聞に掲載されました

2022年1月1日の日刊工業新聞に掲載されました。

「ウィズコロナで意識変化、中小の働き方が変わる」

https://www.nikkan.co.jp/articles/view/00623292

記事内では、コロナによって変化した働き方とその影響について記載されています。

弊社ではコロナ前から進めていた「働き方改革」および「IoT化」が、コロナ禍での働き方の変化にマッチし、良い結果を生み出すことが出来ました。

09/30/2021

近畿大学と製品開発に関する産学連携プロジェクトを実施することが決まりました。

05/18/2021

大阪シティ信用金庫 機関誌「せんだぎ」に掲載されました

大阪シティ信用金庫が発行する機関誌「シティ信金だより せんだぎ」4月号(vol,791)に掲載されました。

記事内では、新型コロナウイルス感染症が国内で拡がり始めた2010年3月に取り組んだCSR活動が紹介されました。

当時は医療機関で医療物資が不足し、現場の医療従事者にフェイスシールドなどの感染症対策用品が届かない状況でした。当社は大阪大学医学部附属病院および東大阪市と共同でフェイスシールドの開発・量産を行い、全国の指定感染病院へ無償で寄付を行いました。

本プロジェクトでは全国の皆様から多くの応援の言葉や寄付をいただきました。

先行きが見通せない中でも、このような寄付プロジェクトに挑戦出来たのは、ひとえに皆様のお力添えのおかげと感じております。

ご支援いただきました方々に、重ねてお礼申し上げます。

04/19/2021

BUILT Building×ITに掲載されました。

建設業界の課題を最新テクノロジーで解決する課題解決サイト「BUILT」に感染症対策商品である、「アームハンドル」および「アームスライダー」シリーズが掲載されました。

住宅、ビル、商業・公共施設など、あらゆる建築物を対象とした建築総合展「第5回 住宅・ビル・施設 Week」(会期:2020年12月2~4日、東京ビッグサイト)に出展した際の取材記事が掲載されています。

BUILT 「手を使わず腕でドアを開閉、賃貸オフィスにも対応した建具のコロナ対策」

https://built.itmedia.co.jp/bt/articles/2102/25/news054.html

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