東大阪市のCSR 優秀賞を受賞しました
2021年2月16日に東大阪市よりCSR経営表彰 地域・社会部門にて優秀賞を表彰されました。
昨年の3月頃にコロナウイルスが日本で猛威を振るい始めたころ、全国の医療機関ではフェイスシールドを始めとする感染症予防の物資が大幅に不足しました。これは国内で急増する需要に加えて、海外からの調達に頼っていた物資が現地の需要増などで輸入できなくなったことが原因でした。また、多くの転売行為が横行し、適正価格での調達が非常に困難となりました。
医療物資の不足が新たな社会問題として立ちはだかるなか、大阪大学および東大阪市が医療物資の不足を解消するために、フェイスシールドの量産・寄付プロジェクトを立ち上げました。当社は「モノづくり企業として、今すべき事は何か」という基本的な考えに立ち返り、プロジェクトに参画することを決めました。
当時は社会活動の停滞により世界的に企業の業績が急激に悪化し、将来の見通しが全くつかない状態でした。当社も同じ状況に陥っており、売上が日々減少していきました。そのような状態で寄付活動を行うことは企業経営の面からは非常に無謀なことでした。本来であれば将来に備えて出費を抑え、資金を確保することがセオリーであるはずです。
しかし、現場の最前線である医療現場では物資が不足し、医療従事者が危険にさらされているという現実がありました。このため、当社は「医療機関の崩壊を防ぎ、少しでも状況を好転させる」ことが、最終的に日本の景気、そして当社の業績を回復させる近道だと考え、寄付プロジェクトを行いました。
このような活動を行った結果、東大阪市よりCSR経営表彰 地域・社会部門にて優秀賞を表彰されました。
プロジェクトを実行した際に多くの応援やお礼をいただいたことが、当社の従業員の大きな励みとなりました。厚く御礼申し上げます。
引き続き、社会問題を少しでも解決できるような商品作りに取り組んでいきます。